機械場：工作機械のオイルミストを局所集塵にて作業現場の衛生改善
| サービス範囲 | 導入前の粉塵濃度の計測～提案 から 導入施工及びアフターサービスまで |
|---|---|
| 施工対象 | 工作機械 |
| メーカー | メイコー商事 |
| 施工分類 | 工作機械の切削油等のオイルミスト集塵：作業現場の衛生改善 |
| 業界 | 半導体部品 |
| 概要 | 機械場：工作機械のオイルミスト飛散状況の改善 |
内容
改善前：before
半導体部品工場の生産現場では大小計30台程ある工作機械から出る切削油の飛散が、作業環境の衛生状況を悪化させておりました。この問題を羽根田商会にご相談をいただいたことで、当社営業が現場を確認。実際の生産現場では、集塵機が設置されていたものの複数台の工作機械に対して1台で切削油を集塵しており、オイルミストを取りきれていない状況でした。
羽根田商会にて粉塵濃度の計測を実施。その上で作業環境を改善するために1台の工作機械に対して1台の集塵機を局所で設置することをご提案。集塵機の選定は、株式会社メイコー商事製の「MSH-05H」といたしました。この工作機械1台に対しての局所集塵の方式、MSH-05Hの製品選定をした理由は、工場が地位的に雪国に立地しているからになります。冬場は換気がしにくい環境であり、建屋を閉め切った際に工場内の靄が特に発生しやすくなっており、構内の広域を大型集塵機による集塵では、季節によっては特定場所の衛生環境をどうしてもカバーできないことが予想されました。お客様の社内基準（特定のPM値）を確実にクリアするためには、この局所集塵が最適との説明を行いご提案いたしました。
改善後：after
工作機械1台に対して1台の集塵機：MSH-05Hによる局所集塵を導入いたしました。その結果、冬場であっても工場内の靄の発生が大幅に抑えることができ、作業者の労働環境の衛生面が格段に改善いたしました。（導入前と導入後の効果検証として、ピエゾバランス粉塵計を用いて、導入前後の工場内粉塵濃度の計測値をお客様にご提出）。
また、今回導入したメイコー商事製：MSH-05Hは、処理風量が可変式（8m³～15m³）の為、将来的に工作機械が入れ替わり・変更があった際にも、集塵能力が調整・対応が出来る仕様となっています。他に集塵機のネックとなるフィルターのメンテナンス方式についても、電気集塵方式のため、通常の集塵機と比較してメンテナンス工数も少なくなっています。
これら実際に使用するお客様の導入後の運用状況まで踏み込んだ羽根田商会の提案を高くご評価いただいた問題解決事例となっております。