センタレス研削盤 3連編成(粗・中・仕上加工)全自動ライン構築
サービス範囲 | 現地確認 ⇒ 打合せ ⇒ 見積 ⇒ オーバーホール+搬入出コンベア新規設計/製作+レーザー測長自動補正+AEセンサ+電力負荷測定追加 ⇒ 現地立ち上げ |
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施工対象 | 工作機械 |
メーカー | 旧:日平トヤマ(現:コマツNTC) |
施工分類 | オーバーホール+搬入出コンベア新規設計/製作+レーザー測長自動補正+AEセンサ+電力負荷測定追加 |
オーバーホール+新規製作 | 6ヶ月 |
業界 | 自動車部品 |
概要 | 研削工程(粗・中・仕上)の全自動化ラインの構築 と 追加機能の新規設計/製作 |
内容
症状:before
旧:日平トヤマのインフィード専用センタレス研削盤 CLGシリーズ3台による粗加工から中加工・仕上げ加工を自動で行いたいと、自動車部品業界のお客様よりご相談をいただきました。お客様のご要望を実現するためには、ご使用の研削盤:CLG-2Bが老朽化対策としてオーバーホールを行った上で、全自動ラインと構築のために機能追加の新規設計・製作することが必要でした。
具体的な実施する内容として、研削盤CLGシリーズに対して、QW:研削砥石とRW:調整車のオーバーホール。全自動ラインとするために、各種センサーやコンピューター数値制御の更新や新たな測定器の設置などです。
これらの提案をお客様に行い、羽根田商会にご依頼いただくことになりました。
症状:after
まず研削盤のオーバーホールを実施、その後に必要な機能を追加。
【オーバーホールの内容】
Step① QW:研削砥石とRW:調整車に対して、セラミック溶射とメタル摺合修正を実施
Step➁ RW:調整車のリングコーンを減速機付きモーター+インバーター(三菱電機製)仕様に改造
Step③ 切込軸とQW:研削砥石ドレス2軸をサーボ仕様に改造
Step④ QW:研削砥石ドレスにAE(Acoustic Emission)センサーを取付
Step⑤ 研削盤のCNC(Computer Numerical Control)を全面更新を実施
【追加機能の内容】
改造➀ 粗加工・中加工:研削盤へ
搬出コンベアにKEYENCE製 センサヘッド:TM040 2次元高速寸法レーザー測定器を取付。このレーザー測定器によって機械から排出されたワークを全数測定し、研削盤本体にフィードバックを行う自動補正仕様へ改造。
改造➁ 仕上げ加工:研削盤へ
研削盤へ電力負荷測定装置を取付。研削盤自体での自動補正を実現。
工作機械のオーバーホールを行った上でレーザー測定器や監視装置を新たに設置することで、工程別の研削盤を3台使った全自動ラインを構築。今回のお客様の生産ラインの生産性向上を実現いたしました。