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2022.08.04

2022.08.04

ロボット活用・自動化・省人化
ロボット活用・自動化・省人化

接着・溶着前処理に利用可能な大気圧プラズマ装置のご紹介

 ここでは" 電子部品実装ロボット"・"工作機械"・"小型多間接ロボット"・"介護ロボット"の大手製造業:株式会社FUJI の表面処理装置である『 大気圧プラズマユニット Tough Plasma(タフプラズマ ) 』についてご紹介いたします。

 このTough Plasmaの代表的な使用用途として基板やコネクタ、レンズなどが上げられます。

Tough Plasmaの代表的な使用用途:基板・レンズ・コネクタ・カテーテルなど

 基板の品質面において「濡れ性」が大きな影響を及ぼします。

 例えば、コーティング剤において基板の「濡れ性」が悪ければ、コーティング剤が濡れ広がらずにコーティング不良の発生につながります。また、コネクタの樹脂成型において、端子部の周囲に樹脂を流し込み一体成形にて製造される際に、端子部と樹脂部の密着力が品質面で重要になります。この密着性の向上を目的として前処理として端子部にTough Plasmaによる処理を行うケースがあります。最後に、ガラスレンズにおいても、コーティング剥がれ防止のための前処理としてTough Plasmaが活用いただけます。

 上記に加えて昨今では、医療用カテーテルや化粧品の容器などの薄い材料や耐薬品性の高い分野にもTough Plasmaによるコーティングの前処理に、採用されています。

■ Tough Plasmaの実績材料のご紹介 ■

 大気圧プラズマユニット Tough Plasmaは、各種材料の接着・密着不良の問題を解決いたします。ここでご紹介する材料は、すでにメーカーの方で接着・密着不良の改善の実績がある材料になります。

金属や樹脂、セラミック・複合材料の接着・密着不良の改善に十分な実績

①金属

Al(ADC12、A5052、A6061、A2024)、SUS(301、304、316、430)、Ti、SPCC、ITO、Cu、亜鉛メッキ鋼板

➁樹脂

PP、PPGF、PC、ABS、PBS、PA6、PA66、PA9T、PE、PBT、PET、PPS、TPO、PEEK、COP、LCP、POM、ASA、PPMA、ガラエポ基板、ポリイミド、シリコンゴム、EPDM、変性PPE、PS、AES

➂セラミック・複合材料

セラミック、ガラス、CF、鉱物繊維、CFRP、CFRTP、GFRP、GFRTP

■ Tough Plasmaの実績アプリケーションのご紹介 ■

 Tough Plasmaは発売以来、様々な業界・製品用途の品質向上を目的として、採用されています。

< アプリケーションの事例 >

【プラズマ効果事例】樹脂バックドア接着前工程への適用

【プラズマ効果事例】電子基板コーティングへの適用

【プラズマ効果事例】ディスプレイ接着工程への適用

【プラズマ効果事例】車載用ECU封止前処理への適用

【プラズマ効果事例】医療用カテーテルへの適用

【プラズマ効果事例】コネクタのモールド樹脂密着性向上への適用

Tough Plasmaのアプリケーション事例

■ Tough Plasmaが選ばれる理由について ■

 Tough Plasmaが様々な業界・製品に採用されている大きな特徴として、「 世界最高水準の高密度ラジカルを生成することができ、大気圧プラズマ装置の中では低温である 」ことです。この特徴により熱に弱い樹脂材料や薄膜のフィルムにダメージを与えることなとがありません。

 また、もう一つの特徴としてインライン型の高速処理能力があるため、タクトタイムの短縮や装置自体のエラーを遠隔監視することが可能です。

■ 評価テストサービス ■

 本ページでご紹介したTough Plasmaにご興味をお持ちいただいた場合、実際にお客様の製品で評価テストが可能です。ご興味ある方は、下記『 問い合わせフォーム』に必要事項を記入の上、羽根田商会までお問い合わせください。

出典Page : 接着・密着不良ゼロを実現するTough Plasma
 出典URL : https://plasmaknow.fuji.co.jp/index.html

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